NEEDY GIRL OVERDOSE感想

NEEDY GIRL OVERDOSE感想

エンディングコンプしたのでプレイした感想を。

NEEDY GIRL OVERDOSEは、簡潔に説明するとメンヘラ配信者育成ゲーム。ヒロインのパラメータを操作してエンディング回収するのが主な目的ですね。タイトル検索すると紹介やインタビュー記事がいくつか出てくるので詳しくはそちらをご参照ください。

ここからちょっとネタバレ。システムの説明省いてるので既プレイの方向け。
















語りたい事柄3つほど。

①インターネットの解像度の高さ

「はいしん」「けいじばん」「ぽけったー」に出てくるモブのコメントのリアルさがヤバい。オタク特有の言い回しはもちろんのこと、おじさん構文、配信者を崇拝するメンヘラ女、小学生アピ、ヤリモク、更にはヒロインを自分の娘と重ねるおばさんまで出てくる。
い、いる〜〜〜〜〜〜〜!
めちゃくちゃ見たことある。いるよなこういう人たち……。「現代のインターネット」の完成度が高すぎて感動した。10年後、20年後にプレイしたい。そんで「あ〜おじさん構文とか草とか懐かし〜」って言いたい。
狂っていくヒロインを神格化する信者コメもかなりリアルだった。発狂や電波発言など一般人の感覚なら「頭おかしい人」としか思われないが、ここはインターネット。みんな狂ったものが大好きなんですね。他人事だから面白がっている。真理に触れただの神と会っただの本気で喋ってもそのほとんどが肯定コメントなところに逆にリアルさを感じました。

②にゃるら臭が強すぎる
もうどこクリックしてもにゃるらがいる。ヒロインもピもリプライもコメントも説明文もぜーーーーーーーーーーーーんぶにゃるら。にゃるらがにゃるらに見られながらにゃるらを攻略するゲーム。俺がにゃるらでにゃるらが俺で。
文章の感じはさることながらオタクコンテンツの話題もにゃるらだった。まあ見るからに量産型のメンヘラ女配信者が怪獣映画の話すること絶対無いですけどね。にゃるらがTwitterで言ってた通り彼の理想の女性像なんだろうな。でもサブカルコンテンツと哲学の知識は流石。シュレディンガーの猫、オタクを理解(わか)ってますね。

ここからモロネタバレ















③盛り盛りのパロディ
オタク大歓喜
一番好きなのは化粧配信のプニキですかね。みんなも好きだろ。分かるよ。もしかしてあの一瞬のためだけにドット打ったんですか?
エンディングもいろんな作品のパロがあってワクワクした。薬物エンドはモニカ、data0はさよ教っぽいなとか。飛び降りエンドはろろちゃんだなとか。逆に他作品要素が多すぎてシナリオ自体にオリジナリティが不足してる気もした。プレイヤーに語りかける系のメタ要素ってありきたりになりつつありますよね。最低な比較をするとDDLCほどのワクワクは無かった。あとトゥルーエンディング(ってそもそもあるんだろうか)のボリュームがもっとあったら良かったなと思いました。全体のボリュームは結構あるんだけどなあ。
正直にゃるらが作ったって情報があると何が起きても意外性がない。作者を知らない人の方が楽しめるのかも。

その他雑多な感想。さよ教と同じでメンヘラ女にウケるゲームですね。明日カノにも近いかもしれない。メンヘラ女たち(筆者含む)、あめちゃんに共感し、超てんちゃんを崇拝するんだろうな。
あとグラとBGMがめちゃくちゃ可愛いかったです。歌ってるのにゃるらのYouTube動画で声あててた人かな?かわい〜。
超てんちゃんグッズ出たら買います。よろしくお願いします。

以上です。お付き合いありがとうございました。†昇天†