わすれられたゆめ

虚無という概念、そこにあるもの

陰キャが成人式に言った時の話


成人式に行った。

この私が成人式に出たのだ。

私は中学校が大嫌いだった。スクールカーストは多分最底辺で嫌われてはないけど好かれてもいないポジション。陽キャの男子だけが知ってる可愛い女の子ランキングは多分圏外。多分だよ。隠れファンがいた可能性はまだ消えてないよ。いつもクラス1可愛くて大人っぽい女の子の隣にいて年上の彼氏がどーのこーの他校の先輩と付き合ってどーのこーのいう話を聞いていた芋っぽい女子だった。まあ今は公務員の超優しい彼氏いるんで今更どーでもいいですけど?とか強がらないと過去の自分が報われない気がする。過去は過去で今の自分には何も関係ない、関係してるようで意外と何も関係してない。

式場に着くと知ってる顔がちらほら見受けられた。多分高校の同級生、だと、思う。多分。話したことはない。隣町の高校に進学した上に隣町のクラスメイトとしかつるまなかったので中学卒業と共に市内の同級生との付き合いはぱったりと途絶えた。

受付が中学の学区ごとになっていたためその周辺は見知った顔ばかりだった。当時学年主任だった先生もいた。ピアスだらけの耳と赤くなった髪に驚かれ、まあそうでしょうね、あの芋がこうなったらその反応は妥当ですよね、と思った。3年で学年委員長を務めたあの真面目ちゃんは今高卒無職になってますよ。ざまあ見やがれ。何に対してざまあって思ってるのかはよく分かんないけど。

一見誰か分からない同級生がいっぱいいた。よく見たらああ、面影あるな、みたいな。特に仲良くなかった人たちに話しかけられて上辺だけの挨拶を返す。「久しぶり」って便利な言葉だな。今こいつが何してようと別に興味はないけど進学先とか勤め先とか聞いてみた。聞いてみて分かったのは今期の覇権アニメの話してるほうがよっぽど有意義ってことくらい。ポプテピピックってクソだよねー!
少しは大人になってると思ったけど話の内容もスクールカーストも関係性も、外見以外の全てが悪い意味で何も変わってなくて愕然。陰キャへの暴言だって何一つ変わってない。5年間何してたの?中学校留年した?正直少し期待してた面はあった。20歳にもなればみんな大人になってるやろ、うまい付き合いの仕方とか大人の振る舞いとかできるようになってるやろ、と思ってた。でも15歳のままだった。会話に入ろうとするとやんわりと押し返す膜のようなものにふわっと弾かれる感覚も5年前と何も変わっていなかった。

その後の同窓会と二次会には行かなかったっていうか最初から行く気無かったので行かないって伝えてあったけどマーーーーージで行かなくてよかった。この苦痛な時間がこれから何時間も続くって考えたら安定剤足りなくなっちゃいますねーふふふ。私がここでいくら嘆いても彼らの世界は私に関係ないところで勝手にまわっていくわけで。全員骨折しろバーカ。

以上これから成人を迎える陰キャは成人式に期待すると死にますので気をつけてください、という話でした。なんか悔しいのでこれを読んだ全員に全部の指にささくれができる呪いをかけます。